ドラゴンボールZ Ultimate Battle 22

ドラゴンボールZ Ultimate Battle 22

『ドラゴンボールZ Ultimate Battle 22』は、1995年7月28日にバンダイからリリースされたPlayStation向けの対戦型格闘ゲームです。この作品は、人気アニメ『ドラゴンボールZ』を題材としており、キャラクターや技名は、先行する超武闘伝シリーズから多くを受け継いでいます。

ゲームの特長

『Ultimate Battle 22』は、グラフィックスにおいて新たなスタイルを取り入れています。キャラクターはドット絵ではなく、アニメのセル画を取り込んで表現され、背景はポリゴンによって疑似3D化されています。このため、プレイヤーは一層リアルな戦闘体験を享受できるようになっています。また、バトル中にキャラクター同士がムービー形式で会話を交わすなど、ストーリー性も感じられます。

ゲーム内には多様な個性分けが施されており、特定のキャラクターには原作の特徴が反映されています。例えば、人造人間キャラクターは気を溜められず、また舞空術やダッシュができないキャラクターも存在するため、それぞれのプレイスタイルに応じた戦い方が求められます。さらに、一部キャラクターは太陽拳からの素早い復活が可能であるなど、細かい配慮がなされています。

当時のテレビCMでは、孫悟空か孫悟飯がクリリンの強さに驚く様子が描かれ、「鍛えてますから...」とクリリンが嬉しそうにゲームを楽しむ様子が話題となりました。このCMは、プレイヤーにゲームの魅力を伝える大きな役割を果たしました。開発当初は『ドラゴンボールZ プレイステーション版 超武闘伝』という名前で知られていました。

ゲームの操作システム

操作方法は直感的であり、十字キーに加えてパンチ（□）、キック（×）、光弾（○）、舞空術（△）を使用します。L1およびR1ボタンを使うとダッシュが可能で、戦略的な動きが求められます。ゲーム内には体力ゲージだけでなく、気力ゲージという要素も存在し、必殺技を発動するためには一定の気力が必要です。気力がゼロになるとキャラクターはフラフラになり、回復が可能なシステムも搭載されています。

モードとキャラクター

ゲームは、多彩な戦闘モードを用意しています。

• - 1P VS CPU モードでは、22のCPUキャラクターと戦うことができ、特定の条件を満たすことで隠しキャラクターと対戦が可能。
• - 1P VS 2P は対戦モードで、友達と楽しむことができます。
• - 天下一武道会は16人のキャラクターが戦うトーナメント形式。
• - BUILD UPではキャラクターをトレーニングし、成長させることができます。

操作可能なキャラクターには、孫悟空、孫悟飯、ベジータなどの知名度の高いキャラクターが含まれています。隠しキャラクターもあり、特定のコマンドを入力することでアンロックできます。これにより、プレイヤーはより多様な選択肢で戦うことが可能になります。

関連商品

ゲームに関連する書籍として『ドラゴンボールZ Ultimate Battle 22』（Vジャンプゲームブックスシリーズ）も存在し、各キャラクターの技やコマンドについて詳しく解説されています。

このように、『ドラゴンボールZ Ultimate Battle 22』は、魅力的なキャラクターや多様な戦闘スタイルを提供する、ファンにとっても見逃せないタイトルです。

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